2015年 日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯

手嶋多一「私の連覇は難しい」 ピン決め投票の締め切り迫る

2015/05/13 17:38
ディフェンディングチャンピオンの手嶋多一。開幕前日の公式会見では弱音が…

その年の“プロゴルファー日本一”を決める国内メジャー「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」は14日(木)、埼玉県の太平洋クラブ江南コースでティオフされる。開幕前日には当地で公式記者会見が行われ、大会を主催する日本プロゴルフ協会(PGA)の倉本昌弘会長は、出場プロに頭脳プレーを強く求めた。

7003yd(パー71)とコンパクトな18ホール。ドッグレッグホールも多い、高低差13mのフラットなコースでの男子プロ競技は、2002年の「東西対抗」以来の開催となる。

12日(火)深夜に関東地方を横断した台風6号による雨量は予想よりも少なく、この日の時点でグリーンコンパクションは25、スティンプメーターも12.5フィートを記録。硬く、速いグリーンが早々に仕上がった。倉本会長は「300yd飛ぶ人には狭く感じると思う。刻むことが多い選手、しっかりポジションを取っていく選手からは『良いセッティングですね』という声がある。ベテランから若手まで頭を使う設定になっている」とレイアウトを活かしたコースセッティングに胸を張った。

昨年、国内屈指の難易度を誇るゴールデンバレーゴルフ倶楽部で優勝した手嶋多一は「グリーンも置いたところによっては3パットが出やすい。私の連覇は非常に難しい」と早くも白旗モード。「ラフから“穂”が出ていてフライヤーしやすく、セカンドショットの距離感が難しくなる」。ティショットでのフェアウェイキープがまずは重要なポイントとなる。

また、大会3日目16番(パー4)のピンポジションをインターネット投票で決める大会初の試みは、14日(木)の午前10時が締め切り(“俺たちの16番”キャンペーンページ)。倉本は「一般のファンの方と一緒に大会を盛り上げていく。全米プロでも行われている試み。来年からもぜひやりたい」とPRした。(埼玉県熊谷市/桂川洋一)

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