2014年 アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ ダイヤモンドカップゴルフ

ANAオープン優勝の宮本勝昌が満喫したCAの特別サービス

2014/09/24 18:41
前週優勝の余韻も感じさせつつ、宮本勝昌が2週連続優勝へ挑む

前週、札幌GC輪厚C(北海道)で行われた「ANAオープン」で4年ぶりの優勝を飾った宮本勝昌が、その後に堪能した勝利の味を反芻しながら、25日(金)開幕の「アジアパシフィックオープン ダイヤモンドカップ」で2週連続優勝に意欲を見せている。

実は、前週大会での優勝は、大会期間中から表彰式でCA(キャビンアテンダント)との記念撮影に収まることに闘志を燃やした末の念願成就だった。にこやかにほほ笑むCAたちに挟まれ、負けずとも劣らない笑顔で表彰式を堪能。

だが、それから数時間後に乗った飛行機上で、宮本はさらなる驚きを体験する。新千歳空港から飛び立ったANA機のシートに深々と腰を沈めていた宮本の元に1人のCAが歩み寄ってきたのは、ちょうど隣の席に座った人がトイレに立ったときだったという。

「ANAオープン、優勝おめでとうございます」というメッセージカードと共に、シャンパンを贈られた。「ちょうど一人になった時っていうタイミングとか、そういう気遣いがすごい」と、宮本は目尻を下げつつこのホスピタリティを絶賛。東京までの2時間弱、「ANAオープン」優勝者だけが味わえる最高のフライトを満喫した。

「フジサンケイクラシック」でツアー初優勝を飾った岩田寛が、自身のブログで“僕は優勝したことが嬉しいわけじゃありません。優勝して周りの方が喜んでくれていることに嬉しさを感じました”と書いたのを読んで感銘を受けたばかりでの優勝だった。「僕も優勝して(それを)感じることができました」と、ツアー9勝目は新たな境地を開拓するものとなったようだ。

今週の「ダイヤモンドカップ」は、予選2日間を兄弟子・藤田寛之と同組でラウンドする。「目の前にいるんで、こういう時に藤田ならどうするか、とか考えられる。風の中のゴルフの差を見せつけられないようにしたい」と意気込む。引き続き、好調なのか?「そのはずです」と爽やかに締めくくった。(茨城県坂東市/今岡涼太)

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