2014年 アールズエバーラスティングKBCオーガスタゴルフトーナメント

重永亜斗夢はドキドキのホスト初体験

2014/08/27 17:23
もっとも苦手なコースで初体験のホスト大会を迎える重永亜斗夢

昨年のQTをトップで通過し、今季のレギュラーツアー出場資格を掴んだ重永亜斗夢が、今週の「アールズエバーラスティングKBCオーガスタゴルフトーナメント」にホストプロとして出場を果たす。

今季から株式会社アールズエバーラスティングとスポンサー契約を結び、自身初のホストという位置づけに「緊張しかないですよ」と表情をこわばらせる。「ここはツアーの中でも苦手コースなんですよ」。初めて出場した2006年が107位。ツアーフル参戦1年目の昨年も120位と芥屋GCとの相性は良くない。

「みんなこのコースをバーディ合戦とか言いますが、僕は獲れても1日3つまで。距離は長いしラフが深い、グリーンに苦手意識はないけど、(グリーンまでが)遠いんですよ。捨て試合とまでは言いませんが、ダメだと思ってプレーしていました」。

昨年までの重永にとっては予選通過など夢のような話だった。それが今年は注目される立場になり、さらなるプレッシャーがのしかかる。「ホストとして何とか予選は通らないとダメですよね・・・」。心細さから言葉に力がこもらない。

「賞金ランキングも中途半端で、今の倍は稼がないとシード権を獲れないと思っているので。それにこの試合で予選落ちをしたら、その後の試合に影響してしまうと思うんです」。周囲の期待に応えたいという思いと、シーズン後半に向けた良い流れを作る意味でも大事な戦いに、57.5キロの体からパワーを振り絞って挑む。(福岡県糸島市/本橋英治)

2014年 アールズエバーラスティングKBCオーガスタゴルフトーナメント