藍の兄&さくらのキャディが初タッグ 宮里優作7位発進
2014/07/31 20:32
福島県のグランディ那須白河GCで開幕した国内男子ツアーの新規大会「ダンロップ・スリクソン福島オープン」初日。4アンダーの7位と好発進を切った宮里優作は今週、横峯さくらのエースキャディ、ジョン・ベネット氏とタッグを組んでプレーしている。
宮里のマネージャーの伝手(つて)で、今大会1試合限定でコンビとなった2人。しかし舞台裏では直前になって、思わぬアクシデントに見舞われていた。ベネット氏は、前週米メリーランド州で行われた国別対抗戦「インターナショナルクラウン」で横峯のバッグを担いだが、帰国便が遅れ、福島に入ったのは前日30日(水)の夜。コースチェックができないまま、初日の夜明けを迎えた。
今大会の開催コースは2007年まで女子ツアーの「リゾート・トラストレディス」の会場だったが、ベネット氏が横峯とコンビを組んだのは09年。知識のないコースを把握しようと、早朝5時にチェックを開始したが、時差ボケと暑さにより、アウトの9ホールでダウンした。
宮里がこの日スコアを伸ばしたのは、事前の“仕事”が及ばなかったイン(4バーディ)とあって互いに苦笑いする展開となったが、宮里は「しっかりしているキャディなので、コースをパッと見ただけでも攻め方が分かる」と、スポットで組んだ相棒を讃えていた。(福島県西白河郡/桂川洋一)