2014年 中日クラウンズ

遼、パーオン優先で6位発進「和合ではこれが大事」

2014/05/01 17:54
時差ボケも解消し、石川遼はいよいよエンジン全開の準備が整った

2年ぶりに参戦した国内男子ツアー「中日クラウンズ」の初日、石川遼は5バーディ1ボギーの「66(パー70)」で回って、首位の松村道央と6打差の4アンダー6位タイ。「チャンスに沢山つけられた」と名古屋ゴルフ倶楽部和合コースで上々の滑り出しに手応えを口にした。

開幕前、スタートホールの1番はティショットをドライバーでグリーン近くまで運びたいと話していた石川だが、この日は5Wを抜いてフェアウェイへとレイアップ。「風が左から吹いていて、ドライバーだと強めのドローを打たないといけない状況。右サイドのOBもあったので」と柔軟なマネジメントでバーディ発進。その後も2番、4番と早々にバーディを重ねていった。

「ピンを狙って狭い方に打つよりも、まずはバーディパットを打てることを優先した」と、リスクを減らし、着実にスコアを伸ばしていく。「和合をアンダーパーでプレーするには、これが大事」。12番、13番と3メートル以内のバーディパットを連続で沈め一時は5アンダーに。ボギーは15番(パー5)の1つに抑え、和合の18ホールを駆け抜けた。

「今日はこんな感じかな」と初日を終え、さらりと振り返った。まだ18ホールが終わっただけ。飄々と話す石川の表情からは、なんの力みも感じられなかった。(愛知県東郷町/今岡涼太)

2014年 中日クラウンズ