2014年 つるやオープンゴルフトーナメント

賞金王候補 谷原秀人は猛追及ばず3位「この感じで」

2014/04/27 17:41
最終日終盤は驚異的な追い上げで3位フィニッシュ。通算11勝目も遠くなさそうだ

兵庫県の山の原ゴルフクラブで開催された国内男子ツアー「つるやオープンゴルフトーナメント」最終日。谷原秀人が8バーディ、1ボギーの「64」(パー71)と、この日のベストスコアをマークしたが、通算12アンダーの3位タイでプレーオフに1打及ばなかった。

「12(アンダー)まで行けばチャンスはあると思っていた」と、3日目を終えて6打差を付けられていた首位の背中を追った日曜日。谷原は10番までに4バーディを奪い、猛然と巻き返した。11番のボギーを挟み、その後再び4バーディ。最終18番では、打ち上げを入れて残り158ヤードをピッチングウェッジでピンの根元を直撃するセカンドショットを披露し、バーディフィニッシュを決めてみせた。

後続の組を待つクラブハウスリーダーとなり、パク・サンヒョンが13アンダーで終えた時点で今季初勝利は消えたものの「(18番でピンに)当たったんだから、良しとしないと。あれは会心だった。調子はずっと同じ感じで、フェアウェイにもずっと行っていた」と納得の表情。ただし2打目がバンカーのへりに埋まって“目玉”となり、バーディを奪えなかった終盤17番(パー5)だけは、口惜しそうだった。

前週の「東建ホームメイトカップ」は3日目の「79」が響いて53位に終わったが、今大会を合わせた今季8ラウンドでオーバーパーを叩いたのは、その1度だけ。6度がアンダーパーだ。

「調子自体はずっといいから。この感じでいければいい。まずは1つ勝たないと。1回勝ってから、いろいろ考えたい。これからっす」。昨年3シーズンぶりの復活優勝を遂げた35歳はシーズン序盤、上々の滑り出しを見せている。(兵庫県川西市/桂川洋一)

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