時差調整に苦しむ石川遼 首位と8打差でも観客増加
2014/04/26 16:34
兵庫県の山の原ゴルフクラブ 山の原コースで開催中の「つるやオープンゴルフトーナメント」3日目。国内ツアー今季初出場の石川遼は2バーディ、ノーボギーの「69」(パー71)で回り、通算3アンダーの28位タイで最終日を迎えることになった。
30位タイからのティオフは、アウトスタートの第1組。決勝ラウンドに進出した67人のうち、この日一番にティショットを放った石川は、前半4番で6メートルを沈めてバーディを先行。さらに6番(パー5)で左のセミラフから2オンに成功し、2パットで2つ目を奪ったが、スコアを動かしたのはこれが最後だった。
「前半は悪い内容ではなかったけれど、後半にショットが乱れてしまった」。チャンスを作っても、15番(パー5)、16番(パー3)と2メートル以内のバーディパットを決めきれない。17番では残り180ヤードから8番アイアンでのショットをバンカーに入れ、パー5のチャンスを逸して「8番アイアンで10ヤードもミスをしているようでは…せめて左右5ヤードの範囲でないと」とこぼした。
帰国から4日目の朝も「(午前)4時半に目覚ましをかけたけれど、それが鳴る前に目がバッチリ覚めている」と時差調整が完了していないのが現状だ。「ふがいないプレーが続いている。ビッグスコアを出して終われるようにしたい」。3日間の来場者数は、石川不在の昨年比25%増の約1万3000人。せめて最終日に寄せられる期待に応えたい。(兵庫県川西市/桂川洋一)