2014年 つるやオープンゴルフトーナメント

苦手コースをまた払拭?池田勇太が3位でスタート

2014/04/24 18:15
今季も選手会長を続投する池田勇太は7バーディと気を吐いた

片山晋呉藤田寛之の歴代賞金王がトップに名を連ねた「つるやオープンゴルフトーナメント」初日。池田勇太が7バーディ、3ボギーの「67」をマークして、首位に1打差の4アンダーの3位タイで発進した。

池田のキャリアにおいて、ここ山の原ゴルフクラブは“鬼門”のひとつだった。2011年まで4年間なぜか予選すら通過できず、相性の悪かったトーナメント。「傾斜と芝目が読みづらい。フックかと思ったらスライスしたりする」とグリーンに手を焼いていたが、この日は出だし1番から残り86ヤードの第2打をきっちりとピンに絡めてバーディ発進。「苦手なコースだからね。最初にバーディが来ると嬉しかったな」とリズムに乗った。

前週の「東建ホームメイトカップ」では「調子は中の中」の状態が続きながら、7位で今季の国内初戦を終えた。今週も決して上向いたわけではないが「悪くてこんなもんなら上出来」とスコアメークには及第点を付ける。

昨年、通算11勝目を挙げたのは「ニガテ」「キライ」と、こぼし続けたABCゴルフ倶楽部での「マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント」だった。苦手意識を払拭した先に、涙の選手会長初勝利があった。「明日も青木(功)さんと一緒に回れるし楽しみ」と池田。「自分のゴルフをして、3日目、4日目じゃないですか」。数年前のようなカットラインを気にする様子は微塵もない。(兵庫県川西市/桂川洋一)

2014年 つるやオープンゴルフトーナメント