目指すは賞金ランク「60位」 増田伸洋がシード復帰へ4位発進
2014/04/20 17:21
三重県の東建多度カントリークラブ・名古屋で開催された「東建ホームメイトカップ」。2012年を最後に、シード権に見放されている増田伸洋が通算10アンダーの4位タイで国内初戦を終えた。572万円を獲得し、シード復帰へ上々の滑り出しだ。
2010年大会は9位、11年大会は4位の成績を残してきた増田は今年、予選ラウンドを3位で通過。3日目の「72」で後退したが、最終日に5バーディ、1ボギーの「67」をマークした。「最後18番でボギーを打っちゃったから80点くらい。でも『まだやれる』っていう自信があると思えたから、良かった」とシーズン初戦を納得顔で振り返った。
今季は昨年度のファイナルQT17位の資格でツアーに参戦。各試合で5位に入れば、次戦にも出場が可能で、その意味でも価値あるスタート。「シード選手とは違って『秋口になってから…』なんてゆっくりしたことは言っていられない」と一層気合の入る初戦だった。
昨年末に変更された「新規定」によると、2015年シーズンのシード権は、今季の賞金ランキングで60位以内の選手が獲得する。13年の実績に照らすと、60位の選手の年間獲得賞金額は、1637万6054円(金聖潤)。昨シーズンまでシード権が獲得できた賞金ランキング70位(手嶋多一)より約260万円多く稼がなければならない計算となる。
なお、今回のルール改訂は、賞金61~75位の選手は来季前半戦の多くの試合には出場できるものの、後半戦以降はリランキングの対象となる内容も含まれている。(三重県桑名市/桂川洋一)