賞金王を狙う小田孔明「目指さなければ、何のために」
昨年度の国内ツアー賞金ランキング4位の小田孔明が、2014年の賞金王獲りを宣言した。
小田は27日(月)、宮崎県でスタートした合宿「JGTOゴルフ強化セミナー in 宮崎フェニックス・シーガイア・リゾート“オリンピックを目指して”」に選手会の代表として挨拶に訪れた。
壇上で若手選手に対し「負けず嫌いな選手でないと強くならない。オリンピックもあるし、僕たちも負けないように頑張る」とエールを送ると、自身も「そりゃ僕も五輪に出たい。そのためには優勝して世界ランキング上げなくてはいけない。現時点では日本人で2番目(73位)かもしれないけれど、(石川)遼も、谷原(秀人)も今の時期から頑張っている。(代表選手の条件となる世界ランクで)日本人のトップ2には入っていたい。東京にも出たいけれど、年齢的にはリオが勝負」と2年後、16年大会を見据えて意気込んだ。
昨シーズンはクラブの契約先を変更し、前半戦は調整に苦しんだが、9月の「ANAオープン」でツアー通算6勝目。しかしその後は「日本オープン」をはじめ、勝ち切れない試合が続き「1勝止まりに終わってしまった秋が悔しい」と言う。
だからこそ今年も目指すのは、現実味を帯びてきた初の賞金王戴冠。「そこを目指さなければ、何のためにプロゴルファーになったか分からない。世界に続く道を早く作りたい」、「開幕戦に間に合うようにしっかりトレーニングして、去年のリベンジをしたい。それこそ遼や松山が海外に行っている間にね」とニヤリとした。
ツアーは開幕戦の3月「タイランドオープン」がバンコクの非常事態宣言のため延期になったことで、思わぬスケジュールが変更を強いられた。「予定が狂った。本当はタイで合宿してから(第2戦の)インドネシアに行こうと思っていたのに」。今後はまずグアム、宮崎での自主トレを経て、開幕に備えるつもりだ。