石川遼が感じる“団体戦らしさ”とは?
2013/12/19 20:50
今年で5年連続5回目の「ザ・ロイヤルトロフィ」出場となる石川遼は、大会前日に行われたプロアマ戦もリラックスした様子でこなし、最終調整に余念がなかった。
前週の「タイランドゴルフ選手権」で違和感を覚えた首も、「完治ですね」と不安は払拭。緊急帰国した日本ではマッサージの他、2日間クラブを握らずに安静にして療養に努めたという。
過去、「プレジデンツカップ」にも2度出場している石川にとって、団体戦の戦いは慣れたもの。チームが用意したユニフォームにも・・・、というかむしろその点に“団体戦らしさ”を感じているという。
普段はタイト目のウェアを好んで着るが、今週のユニフォームはゆったり目にできている。石川が着ているのは“Sサイズ”だが、選手プロフィールで体重104キロとなっているキラデク・アフィバーンラトが“Mサイズ”なのだから、そのサイズ感が分かるだろう。
太めのパンツと幅のあるシャツは見た目には違和感があるが、当の本人は「打ちやすかったです」とこの日のラウンドを振り返った。いつもは機能性とファッション性の「ギリギリのラインを見つけている」という石川だが、「サイズが合っていないのが団体戦なので」と、今週のファッションを楽しむ余裕も見せている。
「プレジデンツカップのタイガー・ウッズも、なんかタイガーの感じがしないじゃないですか。これはこれで好きですね。このサイズでロイヤルトロフィ感を出したいです」と笑う石川。ゆったり目のウェアを着て、気持ちにも余裕が生まれれば言うことなしだ。(中国・広州市/今岡涼太)