松山がANAと契約へ 米国内はプライベートジェット利用
2013/12/10 20:25
今季の国内男子ツアーで史上初のルーキー賞金王に輝いた松山英樹が10日、来年から国内大手航空会社「全日本空輸(ANA)」と米国のプライベートジェットシェア会社「ネットジェット」と契約し、本格参戦する米ツアーに万全を期すことを明らかにした。
1月9日開幕の「ソニーオープン」(ハワイ)から米ツアーに本格参戦する松山は、渡米を目前に、日本からの国際線、国内線で利用する航空会社について、複数オファーの中からANAと契約することを決断した。契約金は推定で3年間1億円とみられる。
また、米国内の移動では、優先的にプライベートジェットをチャーターできる「ネットジェット」社と契約を結ぶこともわかった。東北福祉大の阿部靖彦監督が明らかにしたもので、年間を通じて初めて経験することになる移動距離や時間に対応し、「万全で試合に臨めるようにしたい」(阿部監督)という。松山は「(多くのオファーに)感謝しています。お世話になって、頑張っていきたいです」と意気込みを語った。
オファーが殺到している所属契約についても、「ソニーオープンまでには決めて、迷惑がかからないようにしたい」(阿部監督)という。
松山はこの日、都内のホテルで行われたスポーツニッポンフォーラム「FOR ALL2013」の表彰式に出席。プロ野球・楽天イーグルスの田中将大投手(表彰式欠席)とともにグランプリを受賞した。左手のケガで、今週の3ツアーズと来週のザ・ロイヤルトロフィー出場が懸念されているが、本人は「まだボールを打っていないし、クラブも握っていないので、相当ゴルフしたいっすよ」としつつも、「無理は絶対にできないので、慎重に判断したい」と、出場の可否には言及しなかった。