2013年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント

最終ホールで“魅せる”も、石川は17位へ一歩後退

2013/11/29 19:58
最終ホールに見せ場を作ったが、17位タイへと順位を落とした石川遼

「カシオワールドオープンゴルフトーナメント」2日目、イーブンパーの15位タイからスタートした石川遼は、1バーディ2ボギーの「73」。スコアを1つ落として通算1オーバーの17位タイへと順位を下げた。

「今日はどう考えても昨日より易しかった。最低でも昨日より1打でも良いスコアで上がらないといけなかったけど、2打以上は自分で崩した」と、ホールアウト後は反省の言葉が漏れた。

最初にボギーとした5番(パー5)では、52度のウェッジで打った3打目を2段グリーンの下に落として3パットのボギーとした。「中途半端で薄めに入った。もっと高い球でも良かった」と石川。ラフから打った13番の第2打はピンをかすめて奧へとこぼし、アプローチが3メートルショート。「いかんせん上りのラインが打てていない」と課題のパットでスコアを落とした。

それでも、昨日もイーグル(9番)を奪ったように、この日も最終ホール(18番パー5)で石川は魅せた。左足はバンカーの中、右足は外で球はラフという状況からの2打目、5Wで「20ヤード(幅)のフェード」をかけてグリーン奧のエッジまで運び、寄せワンのバーディフィニッシュ。ホストプロとして、グリーンを取り巻いたギャラリーに見せ場を作った。

決勝ラウンドは首位と7打差で迎える。タッチに苦しむパッティングを改善するため、ホールアウト後の石川は懸命に練習グリーンで調整にいそしんだ。(高知県芸西村/今岡涼太)

ホールアウト後のパッティンググリーンでは、右足と球の位置を確認するための自作の板を使って練習を繰り返した

2013年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント