2013年 HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦

石川遼 爆発力に欠け16位タイで最終日へ

2013/11/09 17:14
バーディラッシュのためには、やはりパットか…石川遼は首位と10打差

茨城県の美浦ゴルフ倶楽部で開催中の国内男子ツアー「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦」3日目。3アンダーの20位タイから出た石川遼は4バーディ、2ボギーの「69」で回り、通算5アンダーの16位タイに順位を上げたが、トップとの差は10ストロークに拡がった。

出だしの1番からボギー発進で慌ただしいスタートとなった石川は、続く2番(パー5)で、3番アイアンの第2打をグリーンに乗せて2パット、さらに3番では第2打をピン手前2メートルにつけて2連続バーディを取り返した。6番(パー5)で3つ目。「ショットに関しては、いくつかミスがあったけれど良い感じ」と、淡々とコースを歩いた。

しかし、後半インはなかなかチャンスを作れず、そして決めきれない展開。11番ではグリーン右手前から打ち上げるアプローチを強烈なスピンで止めてパーセーブしたが、16番(パー3)は2打目がカラーまでしか届かずボギー。パーオンを逃したのはこの2ホールだけだったが、前日2日目同様、重たいグリーンでミドルパットのバーディチャンスを沈められなかった。

「自分自身、たくさんボギーを打つゴルフはしていない」と安定感には納得しているが、やはり爆発力を見せたいところ。「最低4つはバーディを獲っていって、もう少しプラスアルファでバーディが来てくれればいいなと思う」と明日を見据えた。

次週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」は例年バーディ合戦が繰り広げられており、石川には大会連覇もかかる。重要な最終日となりそうだ。(茨城県美浦村/桂川洋一)

2013年 HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦