石川遼 マイペース調整で今季2戦目の国内ツアーへ
2013/11/06 18:02
国内男子ツアー「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦」は7日(木)から4日間、茨城県の美浦ゴルフ倶楽部で開催。米ツアーメンバーの石川遼が、6月の「日本ゴルフツアー選手権 Shishido Hills」以来となる今季2度目の国内戦出場を果たす。
前週は中国・上海で行われた「WGC HSBCチャンピオンズ」に出場、4日(月)に帰国し、体調を考慮して開幕前日6日(水)にコース入り。晴れ渡った秋空の下、午後からインコース9ホールのみを回り、状態を確かめた。
男子のトーナメントが同コースで開催されるのは2003年「日本プロゴルフ選手権大会」以来のことだが、「ジュニアの頃に回ったのを思い出しながらやりたい」と淡々とした様子。「300ヤード台のパー4は確実にバーディを獲りたい。グリーンが軟らかいのでスコアは伸びていくと思う」と戦況をスコアの伸ばし合いと読んでいる。
「HSBC―」では初日に「81」の大叩きで出遅れ。予選落ちこそない4日間大会だったが、結局66位タイと低迷した。「今週はクラブと体の動きが分かるようになっている。先週よりは少なくとも良い状態」と復調を実感。そして「あとは初日の入り方。しっかりとしたスタートを切りたい」と力を込める。
実に4カ月半ぶりの日本での試合とあって、練習中にも多くの選手たちと触れ合う機会があったが、浮き立ちそうになる心を抑えながら調整。「どこでやっても、自分の世界に入りたいし、普段と同じようにやっていきたい。今日も練習中にイヤホンで音楽を聴いたりと、試合前日のルーティンを崩さずに、試合に向けて状態を上げていきたい」と自然体を貫くことを強調していた。(茨城県稲敷郡/桂川洋一)