2013年 TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Central

平塚哲二が6位浮上 次週日本OPも優勝候補?

2013/10/12 17:33
初日こそ71と出遅れたが、平塚は2日連続の66で上位に進出した

岐阜県のTOSHIN Golf Club Central Courseで開催中の「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Central」は、翌週に「日本オープンゴルフ選手権競技」を控える一戦。連日バーディ合戦の様相となっているが、多くの選手の頭の中にはやはり国内メジャーへの強い思いが見え隠れする。

41歳の平塚哲二にとっても、日本オープンのタイトルは最大級の魅力がある。那覇ゴルフ倶楽部で行われた昨年大会では、最後まで優勝争いを演じて3位に終わっただけに、虎視眈々とリベンジのチャンスをうかがうターゲットの大会だ。

今季は序盤戦からアジア、日本の両ツアーで成績が芳しくなく、8月からは腰痛にも悩まされてきた。しかし前週までの3試合ではいずれもトップ20をキープ。そして今週は3日目に「66」を叩き出して通算13アンダーの6位タイまで順位を上げてきた。

単独首位の藤本佳則とは6打差で「小技でしのいでいる。自分的にはまだ優勝するレベルではない。パターがなかなか入らない」としながらも「調子は上向いてきているので、一番良い時に日本オープンに臨めるんじゃないか。やっぱりああいう(ロースコアの争いになる)ところの方が自分には向いているし」とポジティブな言葉も飛び出した。

なかでも好感触をつかんでいるのが9月に新調したドライバー。ブリヂストンの「X-DRIVE GR」の後継モデルで、前週のコカ・コーラ東海クラシックではその飛距離に大きくうなずいた。「三好では今までパー5で2オンなんか考えなかったのに、セカンドで花道まで行くようになった。狙えるようになったから今度はスプーンを考えないとね」

腰痛との戦いは、トレーニングをしながら意図的に筋肉痛にすることで対応中。「いや、今日はほんまに久しぶりに、痛くなかったし、気持ちよ~くゴルフができた」。その笑顔に、まずは明日の最終日、そしてビッグトーナメントへ向かう手応えがにじみ出ていた。(岐阜県加茂郡富加町/桂川洋一)

2013年 TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Central