2013年 コカ・コーラ東海クラシック

ツアー初勝利を狙う宮里優作「勝ち癖をつけたい」

2013/10/03 18:22
4アンダーをマークし単独首位発進の宮里優作

アマチュア時代に数多くのタイトルを掴み、鳴り物入りでプロの世界に飛び込んだ宮里優作は、ツアー未勝利のまま12年目のシーズンを戦っている。この12年間で何度も優勝のチャンスを迎えながら苦渋をなめてきたが、今年はひと味違った表情をみせている。

「コカ・コーラ東海クラシック」の初日に1イーグル、4バーディ、2ボギーでラウンドし「68」をマーク。2位に1打差の4アンダー単独首位に立った。最終18番では、残り188ヤードの2打目を5番アイアンでピンの左10センチにつけるバーディフィニッシュ。「おまけがついて良かった」と笑顔を見せる。

例年の宮里はシーズンの前半に苦戦し、後半に入って上位に食い込んでシード権獲得へ安泰といえる位置まで賞金ランキングの順位を上げてきた。しかし今年はすでにトップ10入りが2回あり、賞金ランキングは24位につけている。「今年はいつもより上手く行っていますね。後半は気分的に余裕を持ってやれています」と振り返る。

だが賞金シード獲得の余裕はあっても、宮里にとって果たしたいのは悲願のツアー初勝利。今年6月には「九州オープン」で優勝を果たした。ツアー競技ではなく、ローカル競技という位置づけだが、宮里にとってはプロになってからのトーナメント初優勝には違いない。「4日間競技だったし、手嶋多一さんと競り合って勝てたので、ツアーで戦っているときと気持ちは同じでした。どんな試合でも勝ち癖をつけなければいけないと思うし、それがツアーでの優勝に繋がっていくと思います」。

「九州オープン」からは3か月半が経過した。優勝からあまり時間が経たないうちに、ツアーでの1勝を手にしたいところだ。(愛知県みよし市/本橋英治)

2013年 コカ・コーラ東海クラシック