2013年 ANAオープンゴルフトーナメント

プロ転向後ワーストの34パット…松山英樹は12位タイ

2013/09/21 16:58
グリーン上で苦しんだ松山。トップとは5打差で最終日を迎える。

北海道の札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コースで開催中の国内男子ツアー「ANAオープン」3日目。10位タイから出た松山英樹は2バーディ1ボギーの「71」とスコアを1つ伸ばすにとどまり、通算6アンダーの12位タイで最終日を迎えることになった。

最終18番、5メートルのバーディパットがカップの左縁をなめると、松山は手を腰にやり、頭を垂れた。「初日、2日目に比べると良い感じだったと思いますけど、結果につながらなかったんで、モヤモヤしています」。前日までのトップとの差、5ストロークは縮められず。2週前の「フジサンケイクラシック」に続く2連勝への道は、険しくなった。

18ホールを通じてグリーン上でのプレーに悩まされたムービングデー。出だし1番から3メートルのチャンスを逃すと、なかなか浮上のきっかけをつかめなかった。ショットに関しては「少しは良くなってきた」と言う。だが、5番(パー5)でアプローチミスからボギーを先行。9番、10番と3メートルを沈めた連続バーディで勢いに乗るかに思われたが、その後もチャンスを活かせない展開に終始した。

結局、スコアの動いた3ホールを除くと、すべてパーオン成功からの2パットパー。1ラウンドにおけるパット数「34」は、6月の「日本ゴルフツアー選手権 Shishido Hills」第2ラウンドの「33」更新するプロ転向後ワーストの数字となった。

ショットには手応えを感じつつあるだけに「今日のようなショットができれば、パット次第で良いところまで行けると思う。5打差ありますけど、逆転を目指して頑張ります」と松山。渡米前の最終ラウンドで、日本のファンに底力を見せたい。(北海道北広島市/桂川洋一)

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