暫定7位タイ 岩田寛“幸ウン”で好発進?
2013/09/05 20:55
山梨県の富士桜カントリー倶楽部で開幕した国内男子ツアー「フジサンケイクラシック」初日。岩田寛が強運を味方につけて好発進した。悪天候による2時間半のティオフ遅れにも動じることなく、3バーディ、ノーボギーの「68」。しかしこの好スタートには、思わぬ“裏”があったそうで…。
「ずっと1か月くらい調子は悪い。今が“ピーク”」。最近の不調をこう説明した岩田は、上々のプレーについて終始「ラッキーでした」「運だけです」と繰り返した。ホールアウト後の歯切れの悪いやり取りの中で、「実は…」と明かしたのはその直後。「途中、ライン上に鳥のフンがあったんです…」。
前半13番(パー3)、7メートルのバーディパットを打つ直前、ライン上に白い“物体”を発見した。これをティで取り除いたが、何かを感じた(?)岩田は、ティを拭いてそのままポケットの中へ。「“ウン”がついた」とポジティブにプレーを続けると、その後2バーディを奪取。
後半アウトはすべてパーを並べ、さらなる浮上はならなかったが「ティショットも、セカンドも悪くてピンチばかり」という内容ならば安堵感も漂う。「風がアゲンストだと思った7番では、ダフってグリーンに乗った。実はフォローだったんです…」と、自ら明かすほど、最後まで幸ウンに感謝していた。(山梨県富士河口湖町/桂川洋一)