2013年 関西オープンゴルフ選手権競技

5年ぶりのVへ!矢野東、ひらめきから確信へ

2013/08/24 16:59
パッティング時の姿勢を直すことで、5年ぶりの優勝を狙う矢野東

08年、年間2勝を果たし賞金ランキング2位となった矢野東。09年も好調を維持していたが、優勝からは08年の「ブリヂストンオープンゴルフトーナメント」以来、遠ざかっている。さらに今季は腰痛に悩まされ、6月にヘルニアと診断されてしまった。

痛み止めの薬を飲みながらのラウンドが続いたが、「関西オープンゴルフ選手権競技」の2日目には、薬がいらないほど体調も良く7アンダー「65」のスコアを出して110位タイから10位タイまで浮上。その勢いは3日目も止まらず、6バーディ、1ボギーの「67」をマークして首位と2打差の単独3位となった。

前日のラウンド後「ちょっとしたひらめきで、パターを0.5インチ長くしたら、面白いぐらい入ってくれた」と話していたが、この日も気持ち良いぐらいにバーディを量産。「やっぱ、この方が自分に合っている」と、2日連続の好スコアで確信を持った。

「自分は元々パッティングの時に姿勢を高く構えるタイプなんです。調子の良かった08年はそれで良かったのですが、タイガー・ウッズがハンドダウンでハンドファーストに構えて、凄くパットを決めていたので真似したくなったんですよね。2年前には0.5インチ短く33.5インチにしたのですが、それが良くなかったんですね。やっと気づきました」。

元々パッティングが得意な矢野が、さらに進化を遂げようとチャレンジしたことが、ラウンド中の3パットや4パットにも繋がっていたのだという。全盛期のパッティングをよみがえらせた矢野は「まずは2桁アンダー。でも上も伸ばすと思うので、その時は流れで。やっと優勝を意識するような位置にも来られたし、優勝を狙って行きます」と、強気に最終日を迎える。(兵庫県三木市/本橋英治)

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