2013年 関西オープンゴルフ選手権競技

飛ばすぜ!選手会長・池田勇太が1打差2位

2013/08/23 20:04
7月のトレーニングで5キロ増えたという池田は暑さも気にならないと体調は万全だ

国内男子ツアー「関西オープンゴルフ選手権競技」2日目、前日に13位タイとまずまずのスタートをきった池田勇太が、5バーディ、1ボギーとスコアを伸ばし、首位と1打差の通算6アンダー2位に浮上してきた。

「まだ2日目だからね」と前振りをした上で「ショットはいいよ。ドライバーが勝手に飛ばしてくれるから」と、555ヤードの17番パー5で2オンするなど、飛距離が伸びた分ラクにゴルフができているようだ。

今週から池田はドライバーを新しいタイプのものに替えている。秋には発売される予定で開発が進められているブリヂストンスポーツ社「X ドライブシリーズ」の新作。すでに、米ツアーで使用している選手は多いが、日本では池田が唯一となる。

「飛距離が出るね」とご満悦の池田をよく見ると、体が一回り大きくなったことに気付く。「このオフはいろいろやってきたからね。玉名CC(熊本県)でもミニ合宿をして鍛えてきたし、体重が5キロは増えたよ」。クラブの違いもあるが、ツアー後半戦の開幕に合わせてチューンアップし直してきた池田の肉体が生み出す“飛ばし”の分も無視できなそうだ。

選手会長となり、合わせて賞金王も狙うと宣言して迎えた今季、池田はここまで9試合に出場し、賞金ランキングは63位と低迷している。だが、本人は「体調も良くなってきたし、これからだね」と、この数字にもまったく焦りがない。デビュー以来の通算10勝は、いずれも7月以降になってからの優勝という心強い“夏男データ”があるからだ。

酷暑とも戦う今大会は、一昨年に12位、昨年も4位に入るなど相性が良い。ようやく本格的なシーズンインを迎えようとしている。(兵庫県三木市/本橋英治)

2013年 関西オープンゴルフ選手権競技