近藤共弘が2位フィニッシュ 日本OP出場権獲得
北海道のザ・ノースカントリーゴルフクラブで行われた国内男子ツアー「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」最終日。首位を独走した薗田峻輔を捕えかけたのは、前半アウトで6バーディを奪った松山英樹、そして近藤共弘だった。
近藤は通算10アンダーの11位タイからスタート。出だしの1番でバーディ発進を決めると、3番から2連続、6番から3連続バーディを奪って上位に駆け上がった。しかし後半に入ると「10、11、12番とその辺がうまく入らなくて・・・」と松山と同様、インコースのグリーン上で苦しみ、急失速。「65」をマークしたが、薗田には3ストローク及ばず通算17アンダー。「せめて(通算)18、19アンダーくらいはいかないと、後半も3つくらい獲らないとといけなかった。ピン位置が結構、傾斜にあって、ショットを近くに付けても、良いパットを打ったと思っても難しかった」と、ため息をついた。
それでも2戦連続の予選落ち後、今季最高の2位タイフィニッシュを決めたことで、賞金ランキングは33位から一気に12位にジャンプアップ。「日本オープンの権利を意識していた。頭に入れながらやっていたから良かった」と言う。近藤は前週まで、10月のナショナルオープンの出場資格を有していなかった。今大会終了時の賞金ランキング上位30選手が出場権を獲得(有資格者を含む)するとあり「200~300万円を抜ければ・・・」と気合を込めて臨んだ一戦だった。
ツアーはここから6週間試合が無く、一足早い“夏休み”に。8月の「関西オープン」から再開する。今後は多くの選手と同じく、近藤もローカル競技などにも出場予定だが「もう一回、スイングを作っていけたらと思う」。北海道などで合宿を行い、再スタートの準備をじっくりと整える予定だ。(北海道千歳市/桂川洋一)