松山英樹、プロ初の屈辱に「相当、悔しい」
2013/06/28 18:36
最終18番(パー5)、グリーン左のラフから3打目を1.5メートルに寄せた松山英樹だったが、このパットはあえなくカップの横をすり抜けた。この日を象徴するかのような締めくくりに、松山は苦笑いを浮かべてグリーンを後にした。
プロ転向後、今週の「~全英への道~ミズノオープン」で海外も含めて8戦目。過去7戦は「全米オープン」の10位も含めてすべての試合でトップ10入りを果たしてきた。しかし、今大会は初日に1オーバーの79位タイと出遅れると、2日目はノーバーディのラウンドで再びの「73」。通算2オーバーはカットラインに3打及ばず、プロ転向後初の予選落ちの屈辱を味わった。
「ショットも良くなくて、特にパットが入らなかった。パットが入れば予選は通れたと思うけど、最初から最後まで入らなかった」と松山。「予選は通りたいと思っていたけど、あれだけ入らないと、セカンドを入れるしかないと思いました。2日間で1回も良いバーディパットが入ってないので・・・」と、悔しさを通り越し、諦め顔でさばさばと振り返った。
連戦による疲労はきっぱりと否定した松山。先週2日目に口にした“集中力の無さ”を問われても「集中力の問題じゃ無い。本当に入らなかった」とぴしゃり。「相当悔しい。しっかり練習して、来週は優勝争いができるゴルフをしたいです」と、プロとして初めて味わう屈辱を、しっかりと受け止めていた。(岡山県笠岡市/今岡涼太)