2013年 ダイヤモンドカップゴルフ

難関大洗GCでの戦いに藤田寛之は「やる気が出る」

2013/05/29 18:39
難コースで活きる藤田の技。今季初勝利なるか

国内男子ツアーの「ダイヤモンドカップゴルフ」は30日(木)、茨城県の大洗ゴルフ倶楽部で開幕する。ディフェンディングチャンピオンは藤田寛之。昨年は千葉県のザ・カントリークラブジャパンで行われた一戦を制し、初の賞金王戴冠への足掛かりとした。

藤田は今週月曜日、「全米オープン」の日本地区予選を通過し4年連続の出場権を獲得。プレーオフの1ホールも含め37ホールの長い戦いを勝ち抜いた。そのため「疲れは若干ある」という状態。しかし「日本プロのあたりから、練習量も増やして“このままじゃいけない”というモードになってきた。結果がちょっとずつ出ていると自分の中では思っている」と、前向きな姿勢を示した。

さらに意欲を掻き立てるのが難関・大洗の舞台。「難しくて苦労するけれど、やる気が出る。自分の意思でボールをコントロールしなくてはいけない。タイトだし、空中の(迫り出した木々による)ハザードがある。まぐれや、“たまたま”が存在しない。こういうところで勝てたら強さを証明できる」。今季初勝利へ向け、エンジンを吹かした。

難コースで活きる藤田の技。今季初勝利なるか

また、前回大洗GCで行われた同大会を制したのも、ベテランの兼本貴司ブレンダン・ジョーンズとのプレーオフを制して悲願の初勝利を手にし、喜びの涙を流した地だ。「思い出すことも多少ある」。

しかし兼本が警戒したのがこの開幕前日29日のプロアマ戦に吹いた南からの風。「当時は反対だった。前回と同じ風なら、短いホールで、アイアンでティショットも打てたんだけど・・・」。国内有数のシーサイドコース。今年もレベルの高い争いが期待される。(茨城県大洗町/桂川洋一)

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