2位タイ発進の小平智 同世代のライバルに「早く追いつきたい」
2013/05/16 20:26
国内男子メジャーの今季初戦「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」が16日(木)、千葉県の総武カントリークラブ 総武コースで開幕。初日、前半にティオフしたグループでスタートした小平智が首位に1打差の2位タイで発進した。
この日の5バーディ、1ボギー「67」の中で、冴えたのはグリーン周り、とりわけバンカーでのプレー。4月にオーダーしていたタイトリストのボーケイウェッジ(ロフト58度)が前週、手元に届いた。「顔を小さくした」という新しい武器が早速威力を発揮。パー5の前半14番、17番のバーディはいずれもバンカーからの第3打をピンそば数十センチに寄せて奪ったもの。
かねてから課題としていたパッティングについても「今年はアジアンツアーのQTや、全英オープンの予選会に出場して、早くから試合勘を得るために色々やってきた」と、オフの時期の取り組みが実を結んでいる。
昨年の「PGA・JGTOチャレンジ」を含め下部のチャレンジツアーでは既に2勝。しかし「川村(昌弘)や松山(英樹)、浅地(洋祐)・・・みんなアジア大会でも一緒だったメンバー。早く追いつかないといけない」と、振り返らない。この“プロゴルファー日本一決定戦”は「日本オープンと同じくらい出たかった」という初出場のビッグトーナメント。貴重な残り3日間を、今後の大きなきっかけとする。(千葉県印西市/桂川洋一)