2013年 タイランドオープン

武藤俊憲、初めてのタイで思わぬ苦戦

2013/03/17 20:01
スコアを伸ばそうとした気合いが空回りした武藤俊憲

国内男子ツアーのアジアシリーズ初戦「タイランドオープン」の最終日を通算12アンダー22位タイで迎えた武藤俊憲は、スコアを1つ落として通算11アンダーの44位タイで4日間の戦いを終えた。

日曜日に現地入りした武藤は、前週にニュージーランドでの試合の疲れを取ろうと、タイのマッサージを受けた。ところが、これが逆効果になってしまった。「参りました。マッサージ確かにこりは取れたんですが、ほぐれ過ぎちゃって」と肩を落とした。

「シーズンオフも基本的にトレーニングを行うことで、筋肉の張りがスイングにいかされるんですけど、今はその張りがなくなっちゃって、スイングに軸が無くなったというか、キレまでなくなっちゃったんです」。

それでも、初日、2日目と3アンダーずつスコアを伸ばし「序々に張りが出てきました」と、3日目には6アンダーをマークして「戻すのは大変でしたけど、今日はだいぶ良いスイングが出来ました」と体調の良さもアピール。

ところが、最終日はスコアを伸ばせず1オーバーという内容に「今日は、いままで通りのゴルフです。攻めようという気持ちが空回りしちゃいました」。体調が良いということが裏目に出てしまったのだ。一度緩んだ体の張りを取り戻すために、今週は試合中もストレッチなど多めに行った。思わぬ筋肉の緩和、急激な回復に気分を良くしたことも、普段の試合には無いアクシデントになってしまった。(タイ バンコク/本橋英治)

2013年 タイランドオープン