谷原秀人、攻めた結果の連続ボギーで優勝争いから脱落
2013/03/17 19:11
国内男子ツアーのアジアシリーズ初戦「タイランドオープン」は最終日もスコアの伸ばし合いが続き、通算24アンダーをマークした地元出身のプラヤド・マークセンが勝利を収めた。
そのマークセンの背後に迫っていたのが谷原秀人だった。15番を終えて22アンダー単独首位に浮上したマークセンに対し、谷原は16番パー5でバーディを奪い1打差。逆転に向けて「最後は2つのうち1つでもバーディを奪いたかった。バーディを獲らないとマークセンには追いつけないので」と、16番までに奪った9バーディの勢いのまま17番パー3を迎えた。
ティショットはピンの左に着弾したが、ボールはグリーン上を転がりバンカーに入ってしまった。2打目をピン1メートルにぴたりとつけたが、パーパットはカップの右サイドをすり抜けてしまった。
20アンダーに後退して迎えた最終18番、ドライバーを手にしたティショットはフェアウェイ右サイドのバンカーへ。2打目はグリーンの右サイドまで運んだが深いラフの中。3打目のアプローチはカップに向かって転がったが、僅かに左方向にそれてしまった。
「最後だし、入れに行きましたよ。入ったと思ったんですけどね。ま、入れに行った分、転がったので、返しの1メートルは凄く難しく感じました。悔しいですけど、満足はしています。また、次に頑張るだけです」。シーズン開幕戦で納得のいくゴルフができたという谷原は、日本ツアーの開幕に向けて最高潮を持っていくつもりだ。(タイ バンコク/本橋英治)