2013年 タイランドオープン

2年目の藤本佳則「開幕が1ヶ月早いのはいいっすね」

2013/03/12 18:12
今年も練習日には黄色ボールでプレーを行う藤本佳則

昨年、ツアーデビューを果たした藤本佳則は、6月の「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」で、ツアー初優勝を国内メジャー大会で飾った。その後は優勝争いに絡むことが出来ず苦しい戦いが続いたが、数多くの新人賞を総なめにした。

プロ2年目の今年、藤本の第1戦は今週タイで開催される「タイランドオープン」になる。スポーツ界では初年度に活躍した選手が2年目に不振に陥ることを“2年目のジンクス”というが、そのことに藤本は「自分、そんなの関係あると思います!?」と笑い飛ばした。

昨年は4月のプロ入り初戦「東建ホームメイトカップ」で、4日間トータル10アンダーの単独7位と華々しい結果を残した。そのデビュー戦から練習日に使い始めた黄色いボールで練習を行う藤本。「なんで練習だけ黄色かって。何となくですね」とかわそうとしたが「黄色の方がボールの表面の傷が目立たないんですよ。アプローチとかバンカーを何度も練習すると、白いボールだと目立ってボロボロに見えるんで。エコ仕様ってことで」と答える。

この日はプロアマ戦で、コースを入念にチェックしながらのラウンドとなったが、ショットにはかなりの手応えを感じている。「福祉大の合宿(オーストラリア)では体力作りがメインだったので、ショットには不安があったんですけど、今は凄く良い感じですね」。

さらに、昨年よりも1ヶ月早い開幕となることに「4月はさすがに遅すぎますよね。調整がかえって難しいと思います。でも、この時期の試合が入っていれば、早めに調子を整えて戦う準備をすることが出来ます」。今季は昨年以上に充実したオフを過ごし、調子が上向きの状態で2年目のシーズンに突入する。(タイ バンコク/本橋英治)

2013年 タイランドオープン