2012年 マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント

ノーキャップ、ノーグローブの横尾要が3位タイに浮上!

2012/10/27 17:53
手袋も帽子をつけない横尾要が首位と2打差で最終日へ

国内男子ツアー「マイナビABCチャンピオンシップ」の3日目に、5バーディ、1ボギーと4ストローク伸ばして通算11アンダー3位タイに浮上した横尾要。前日も「風邪で体調は良くない」と話していたが、この日も「のどがおかしい。咳が少し出る」と鼻声でラウンドを続けた。

プロゴルファーといえば、キャップかサンバイザーを着用し、ショット時にはグローブを着用する選手がほとんどなのだが、横尾はそれらを使用しない。何もかぶらない理由は「帽子のつばが気になるんですよ。視界が狭くなる感じがして。練習ラウンドの時にノーキャップでラウンドしたら、凄くスイングもしやすかったので、そのままかぶらないようになりました。スポンサーさんのロゴはその分シャツに付けるようにしています」と、プレーを重視した対策で行っている。

グローブは手の感触を大事にしたいから着用しないという選手は希にいる。ところが横尾は「面倒くさいんですよ」と真顔で話す。「パッティングの時は外したり、ショットの時は付けたりというのが面倒で・・・」。もともと、素手でクラブを振る練習もしていたため、「なくても関係ないですね」と、以前に用品契約を交わしていたメーカーと離れてからは、土砂降りの時以外は素手でスイングするという。

独特のスタイルでゴルフをする横尾も、2006年「三菱ダイヤモンドカップゴルフ」以来優勝から遠ざかっている。「体調も良くないのでムリをしないのがいいのかな。今日は2ホール以外パーオンしているし、優勝とか自信はないので、明日もムリせず行きます」と謙虚。果たして、6年ぶりの栄冠を素手で掴むことはできるか。(兵庫県加東市/本橋英治)

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