松山英樹が2度目の日本OPローアマチュア
沖縄県の那覇ゴルフ倶楽部で開催された国内男子メジャー今季第3戦「日本オープンゴルフ選手権競技」最終日。松山英樹が通算13オーバーの7位タイでフィニッシュし、2010大会以来となる2度目のローアマチュア賞を獲得した。
14オーバーの26位タイで最終ラウンドを迎えた松山は、出だしの1番から2連続バーディ発進。4番をボギーとしたものの、後半は2バーディ、2ボギー。14番では第2打をピンそば1メートルにつけるショットでギャラリーを湧かせた。
「途中、14番でバーディを獲ったときに『ここから全部バーディだったら・・・!』とも考えた」と最後まで望みを捨てずに戦い、結局4日間で初めてのアンダーパーとなる「70」をマーク。「今日はアイアンショットが良くなって、グリーンを外すところも少なかった。もったいないところもあったけれど、アンダーで回れたのは良かった。充実した4日間にはなった」と、締めくくりの好感触に笑顔を見せた。
同大会で複数回ローアマチュアを獲得したのは池田勇太(池田は2003年、07年獲得)以来。それでも「ローアマというより、優勝を目指してやってきたので・・・」と、やはり悔しさものぞかせた。
松山は今後、11月1日(木)開幕の「アジアアマチュア選手権」に来年度の「マスターズ」出場権をかけて参戦。「ショットは良くなってきた。ちょっとしたことがきっかけで、変わってきたのでそれを継続したい。あとはパッティングを良くしていけば、自ずと結果は付いてくると思う。残り少ない中で調整していきたい」。また、同大会翌週には国内ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」にディフェンディングチャンピオンとして出場する予定となっている。
なお、その他アマチュアで予選を通過した佐藤太地は通算26オーバーの52位タイ。小袋秀人は28オーバーの56位タイ、佐藤太平は32オーバーの61位タイだった。(沖縄県八重瀬町/桂川洋一)