2012年 日本オープンゴルフ選手権競技

4年連続出場の松山英樹 強行日程に負けず出場

2012/10/10 17:36
時差ボケから疲労の色ものぞかせる松山英樹。今年も上位進出への期待は大きい。

国内男子ツアーの今季メジャー第3戦「日本オープンゴルフ選手権競技」は11日(木)、沖縄県の那覇ゴルフ倶楽部で開幕する。アマチュアの松山英樹は同大会に4年連続出場。今年は海外試合をプレーした直後のタフなスケジュールとなった。

松山は前週、トルコで行われた「アイゼンハワートロフィー 世界アマチュアゴルフチーム選手権」に出場。今大会にそろって参戦する、小西健太香妻陣一朗とともに団体戦を戦った。3人は8日(月)の夕方に帰国し、そのまま沖縄入り。翌9日(火)から時差ボケの中で、調整を開始した。

開幕前日の10日(水)も、前夜は2時間しか眠れていない状態で練習ラウンド。その上、難易度の高いセッティングに仕上がったコースが相手とあって、疲労度は増すばかり。それでも「あまりフェアウェイから打てるイメージがない。あまり考えすぎずに、ラフからのショットでどれだけパーを拾えるか。パープレーくらいで回れるように頑張りたい」と、開き直って戦うことを誓った。

初出場した2009年大会で52位。そして一昨年は3位に入り、その名をいっそう知らしめることに。昨年は44位となったが、いずれも決勝ラウンド進出を果たしている。現在の調子は「9月に入ってから良くなかった。やっとドライバーが真っ直ぐ飛び始めたかな、という感じ」。だが、この舞台で「調子が悪いとは言っていられない。切り替えてやるしかない」と自らを奮い立たせる。

予選ラウンド2日間は賞金ランクトップの藤田寛之、同2位で東北福祉大の先輩・池田勇太と同組。今年も最大級の注目を集めながらティオフする。(沖縄県八重瀬町/桂川洋一)

2012年 日本オープンゴルフ選手権競技