ツアープレーヤーNo.1決定戦は今年も難コースが舞台
国内男子ツアーのメジャー第2戦「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」が、5月31日(木)に茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブ・西コースで開幕する。今年で13回目の開催で、宍戸では10年目の節目となる。さらに冠スポンサーのシティバンクは創業200周年ということで、会場内には200YEARSと書かれた看板が何箇所にも掲げられている。
指定練習日となっている28日(月)に、主催の日本ゴルフツアー機構(JGTO)は開催コースの変更点やセッティングについての説明会が行った。もっとも大きな変更点は、18番ホール周辺および隣接する1番の間の木を約300本伐採したこと。ギャラリーが観戦しやすいようになった。
コースでは8番のティグラウンドを右後方に20ヤード下げて18ホールの総距離は7,313ヤードのパー71となった。昨年の4日間平均スコアは73.891と約3オーバーが平均値、今年も選手たちは我慢比べの4日間となりそうだ。
今年は芝の発育が思わしくないためラフは例年ほど伸びていないが、グリーンの状態はまだ月曜日だというのに硬くしまった状態でスティンプメーター値は11フィート。これを試合初日までに12.5フィートまでもっていく予定になっている。
この日練習ラウンドを行った横田真一も「ラフは少し短いけど、グリーンが硬いから(ボールを)止めるのが難しいし、グリーンも傾斜がきついから乗せちゃいけないところとか、頭を使うコースだよね」と、難コース対応に頭をひねる。
優勝すると5年間のシード権を獲得し、8月に米国で開催される「WGCブリヂストンインビテーショナル」の出場資格も掴むことができる。今季絶好調の藤田寛之を筆頭にベテラン勢が技で勝利を収めるか、それとも藤本佳則など急成長を見せる若手が勢いを見せるか、ツアーNo.1の称号をかけた戦いが始まる。