国内男子ツアー

遼は6位発進、中井貴一とのラウンドに感銘

2012/05/05 18:42
石川遼は中井貴一と初ラウンド。日本を代表する名優とのラウンドは貴重な経験となった様子

5日(土)に開幕した「ザ・レジェンド・チャリティプロアマトーナメント」に4年連続出場となる石川遼は、1イーグル、3バーディ、2ボギーの「69」でホールアウト。3アンダーは首位と4打差、6位タイとまずまずの滑り出しを見せた。

最大の見せ場は、前半9番のパー5。残り235ヤードの2打目を2番アイアンで打ち、ピン手前2mに2オン成功。これを沈めてイーグルを奪い、右手を高々と突き上げるガッツポーズで待ち受けたギャラリーの歓声に応えた。

この日、俳優の中井貴一と初めてラウンドを共にした石川は、「ゴルフが本当にお上手でビックリ」と感心しきり。さらに「(中井が)16番で2発池ポチャしたときに、“こういうこともある”と、ものすごく堂々としていてビックリ。カッコいいな~、と思いました」と目を輝かせ、日本を代表する名優とのラウンドに「僕だけスペシャルな時間を過ごさせてもらい、すみません」と恐縮気味だった。

ラウンド中には多くの会話を交わしたという2人。中でも、1つのアドバイスが石川の心を掴んだ。「ずっとゴルフを続けてきたけど“これからは趣味や、やりたいことにチャレンジしたらいいんじゃない?”と言っていただきました。そのアドバイスは活かしていきたいと思います」。中井も「石川遼というブランドはできあがっているんだし、ゴルフ以外の事にもいろいろと挑戦してもらいたいですね」と、まだまだ未知の可能性を秘めた20歳の若き才能に、エールを送っていた。(千葉県佐倉市/塚田達也)