松山英樹 ここ4戦で3度の短縮競技に「雨男でしょうね…」

東京よみうりカントリークラブで開催中の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は3日（土）、悪天候によるコースコンディション不良のため大会3日目のラウンドが中止となり、54ホールの短縮競技となった。アマチュアとして同大会に史上2人目の出場を果たした松山英樹は、通算イーブンパーの11位タイで最終日を迎える。

スタート前に中止の決定を受けた松山は「この雨の中でやりたくない気持ちと、回って少しでも上位との差を詰めたいという気持ちの両方があって複雑です」と話した。トップに立つ石川遼、谷口徹との差は5ストローク。「明日は上位の2人もスコアを伸ばすと思うので、自分も頑張って調整していきたいです」と巻き返しへ向け先を見据えた。

ところで、史上3人目となるアマチュアでの日本ツアー優勝を果たした「三井住友VISA太平洋マスターズ」以降、松山は今大会で4週連続のツアー出場となるがその「三井住友―」、そして「ダンロップフェニックス」、そしてこの最終戦と、3度が大雨の影響を受けた54ホールの短縮競技。それだけに「雨男でしょうね…」と苦笑いも浮かべる。

それでも「今年はすごくいい活躍ができたと思います。明日の最終ラウンドは、良いラウンドができたらいい」と意欲。前半で猛チャージをかけ、優勝争いへと加わりたい。（東京都稲城市／桂川洋一）