5位後退の宮里優作「修行をしている感じ」
2011/12/02 18:30
国内男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」2日目。首位に1打差の4位タイから出た宮里優作は4バーディ、4ボギーの「70」で回り通算3アンダーをキープ。凍えるような寒さの中、悲願の初勝利へ向け、耐え抜いた。
2番(パー3)でバーディを先行させた宮里だったが、この日は「アイアンが良くなくて波に乗れなかった」とショットに苦しみ、続く3番から3連続ボギーをたたいて失速。それでも「あまり気にせず、どこかで取れると思っていた」と我慢を続け、6番(パー5)をきっちりバーディ。後半15番(パー3)ではティショットをグリーン左手前に外したものの、2打目でチップインバーディを決めて上位に踏みとどまった。
この日の東京よみうりは気温4.8℃。「上がりの3ホールは手がかじかんで、何をやっているか分からないくらい」とホールアウト直後は苦笑いを浮かべるしかなかった。しかし「これでも優勝戦線に残っているので、そういう意味では明日が楽しみ。この2日間を踏まえてゴルフをしたい。ゴルフというよりは、修行している感じですけど」と現状を前向きに捉えている。
3日目は、雨の予報だが気温は上昇する見込み。悲願達成へ、ムービングデーにしっかりスコアを伸ばしたい。(東京都稲城市/桂川洋一)