睡眠効果!松山英樹が17位タイに急浮上!
2011/11/18 18:25
ティショットの不調で3オーバー60位タイと「ダンロップフェニックストーナメント」の初日を出遅れた松山英樹が、2日目には7バーディ、3ボギーとスコアを伸ばし通算1アンダーの17位タイまで浮上してきた。
松山がスタートするタイミングで、傘を差さなければ耐えられないぐらいの雨が降ってきたが、1番から3番までバーディを奪う最高のスタートを切った。その後、雨脚が強さを増し、6番パー3のティグラウンドに立った時点で中断に見舞われる。
その後も雨は止むことがなかったが、「雨だと余計なことを考えなくてすむので、集中してできました」と、ボギーを3つたたくがスコアを崩すことなく、18ホールのラウンドを終えた。
前日「ストレス発散のために帰って寝ます」と話していた松山は、練習を軽めに切り上げると「ホテルに戻ってまず2時間の昼寝をしました。その後、食事をしてテレビでプロ野球の日本シリーズを観戦してから22時30分には寝て、今朝は6時30分に起きました」。約10時間は寝たことになる。
予告どおりに睡眠でストレスを発散した松山は、スタートから終盤までは力まずにプレーを続けた。しかし、終盤の15番、さらに最終18番でのティショットは「昨日のショットが出てしまいました」と、バーディを奪いたいという気持ちが先立ち、力が入ってしまった。
「途中、良いスコアで回りすぎていたので、こんなスコアで回って良いのかなとか余計なことを考えてしまって。力まないことは、ただ考えていただけで、実際には抑えられませんでしたね」照れ笑いを浮かべる。全身雨に濡れた状態でホールアウトした松山は、タオルで頭から肩を拭きながら会見に応じ「ホテルに帰って、パッティングの練習をします」と足早にロッカールームに向かった。