12番でデジャブ!?原口が2日連続チップイン
2011/11/17 17:21
世界の強豪が日本の宮崎に集結する「ダンロップフェニックストーナメント」の初日、5アンダーをマークして首位タイにつけた原口鉄也。10番からスタートした原口は、11番パー3でバーディを先行させて、465ヤードと距離の長い12番パー4に入った。
2オンを狙った原口の2打目はグリーン左のラフに行ってしまった。しかし、ボールの地点に行くと、思わずキャディと目が合った。そこは前々日の練習ラウンドで、原口が打った場所とほぼ同じ位置。練習ラウンド時には、そこからチップインを決めているため「これも入らないかなー」と会話をしていた。
すると、その3打目のアプローチはイメージ通りにピンに向かうと、カップに吸い込まれた。当然、原口とキャディは目を合わせ、互いにニヤリと笑った。前々日のチップインバーディを再現してしまったのだ。
13番も奪った原口はこの3連続バーディで勢いに乗りかけた。しかし大好きなフェニックスで、自分の名前がリーダーズボードの最上段にあることを確認すると、気持ちの高ぶりは自然と低下していった。
「だって、歴代優勝者を見ても凄い人ばかりだし、日本人で勝っている人も凄い人たちばかりですから、緊張しちゃって。最後の方はノーボギーでラウンドしていたんで、このままって思って攻め切れませんでした」と、消極的になった気持ちに後悔をする。
「明日からはもっと攻めていきます。残り2試合ですので、思い切りやるだけです」。現在賞金ランキング58位と、シード獲得は問題ないが、思い切り攻めてツアー初優勝を狙うつもりだ。(宮崎県宮崎市/本橋英治)