2011年 日本オープンゴルフ選手権競技

松山は失速・・・今年のローアマチュアは?

2011/10/15 18:52
浅地洋佑は強風の中を耐えしのぎ、上位進出のチャンスを残した

千葉県の鷹之台カンツリー倶楽部で開催中の国内男子メジャー第3戦「日本オープン」。昨年は松山英樹が3位に入り、ローアマチュア賞に輝いた。そして今年はその松山、台湾出身の洪健堯、そして浅地洋佑の3人が決勝ラウンドに進出。最終日はその栄誉をかけた争いも繰り広げられる。

しかし松山は3日目を終えて通算13オーバーの57位タイと厳しい状況。現在3選手の中でのトップは通算3オーバーで16位タイの洪。浅地は1打差の通算4オーバー21位としており、両選手に絞られたという見方が色濃い。

洪はアジアンツアー、日本ツアーの参戦を狙う一方で、来年には米国ツアーの予選会に挑戦する考えもあるという。「浅地選手とそんなにスコアは変わらないけれど、チャンスがあると思う」とタイトル獲得に意欲を示した。

一方、石川遼らを輩出した杉並学院高3年の浅地は、この日1バーディ、4ボギーの「74」とスコアを落とし「悔いの残るショットもあって悔しいですね」。それでも第1の目標としていた予選通過を果たしたことで表情も明るい。「(ローアマは)そう簡単に取れないと思っています。でも調子は悪くないので明日は2日目みたいなゴルフを目指してやりたい」と静かに闘志を燃やした。(千葉県千葉市/桂川洋一)

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