2年ぶりの大会制覇を狙う池田勇太は両肩に違和感
2011/10/05 17:58
国内男子ツアー第18戦「キヤノンオープン」は6日(木)、神奈川県の戸塚カントリークラブで開幕する。一昨年王者の池田勇太は両肩の違和感を抱えながらの戦いを強いられることになった。
前週の「コカ・コーラ東海クラシック」までに左肩の外側、右肩の前部分を痛めた池田。「普通に(日常生活を)している分には違和感はない」と言うが、肌寒い気候の中でのプレー、患部に負担のかかるラフからのショットなどは気になる様子。ビッグトーナメントが続く中で、試合を欠場し休養に充てることについても「そこまでひどくは無い。まあ今週やってみて、あまり良くなければ、そういう方法も考えないといけない」と話した。
賞金王争いが加速していく後半戦に思わぬ負傷。コンディションは万全には程遠い。それでも「ゴルフは何がきっかけで良くなるか分からない。ある程度できることは分かっている。今の状態から言えば、ドライバー、ティショットがうまくいってくれれば、なんとかなると思う」と、自分に期待する部分もわずかながらある。
7月末の「サン・クロレラクラシック」で今季初優勝を飾った後「ここのところ低迷気味だけど、どこかで気持ちを起こして上位進出しなければいけない」と池田。「日本プロゴルフ選手権」で初優勝をマークし、飛躍のシーズンとなった2009年。3勝目をマークしたのがこのキヤノンオープンだった。「池田勇太という選手を勢いづけた大きな大会」という思い入れもあるトーナメントは。シーズン終了後の結果を左右する戦いになるかもしれない。(神奈川県横浜市/桂川洋一)