2011年 キヤノンオープン

16歳の伊藤誠道、地元で活躍なるか

2011/10/05 16:33
シンガポールでの戦いの疲れも残る中、伊藤誠道の戦いぶりはいかに?

6日(木)から神奈川県の戸塚カントリークラブで開幕する国内男子ツアー第18戦「キヤノンオープン」にアマチュアの16歳、伊藤誠道(杉並学院高1年)が出場する。

先月の男子ツアー「ANAオープン」で優勝争いを演じ、一躍“時の人”となった伊藤。前週はシンガポールで行われた「アジアアマチュア選手権」に出場し、今週月曜日(3日)の早朝に帰国した。夢のマスターズ出場は2連覇を達成した松山英樹に阻まれ、ひとこと「悔しいです」と振り返る。それでも「4日目にスコアを伸ばせたのは自信になる。そういう意味では良かった」と収穫もあった。

この「キヤノンオープン」は2008年の第1回大会から、過去2度出場。神奈川県出身の伊藤にとっては中学時代に初めて挑んだプロツアーでもある。「地元なので逆にリラックスしすぎちゃう」と自宅通いでの参戦を“警戒”するが、大会前の練習ラウンドを経て「2年ぶりに回ったけれど、1番手から1番手半くらい飛距離が伸びていて、ちょっと嬉しかった」と話した。

今大会の目標は「まずは予選通過」という。だが「プロの試合で、4日間アンダーパーで回ったことが無いので、回りたい」と、高いハードルを自らの前に設定した。16歳の逸材は今週も注目を集められるだろうか。(神奈川県横浜市/桂川洋一)

2011年 キヤノンオープン