池田勇太、上がり3ホールで5オーバーの悪夢
国内男子ツアー「コカ・コーラ東海クラシック」で初日に首位タイと最高のスタートをきった池田勇太は、2日目に12位タイに後退。そして、3日目には通算1アンダーの16位タイとさらに順位を落してしまった。
ショットが不安定だと話していた池田だが、この日の序盤はその言葉が嘘のような会心のショットを連発する。1番では2打目をピン60センチにピタリ。そして2番パー5でも3打目を30センチに寄せて難なく連続バーディを奪った。
その後の4番、5番と連続ボギーをたたき、悪い流れになりかけた。ところが、7番パー5で残り267ヤードの2打目をドライバーで2オンに成功。そして15mのイーグルパットを沈めギャラリーの大歓声を浴びる。
後半11番のボギー直後に12番パー3、13番と連続バーディを奪ったが、14番で2.5mのバーディパットを外してから勢いがなくなってしまった。15番パー5も3mのバーディパットが決まらず、16番パー3はティショットをグリーン右サイドのバンカーに入れてボギー。17番はティショットをフェアウェイ左サイドのバンカーに入れると、2打目はバンカーのアゴに当たって出ただけ。3打目でもグリーンを捉えられず、カップの手前2mのボギーパットはカップに蹴られてダブルボギー。
さらに、最終18番はティショットを左に大きく曲げて崖下へ。2打目でフェアウェイ逆サイドのファーストカットに戻すが、3打目がグリーン奥の深いラフに捕まる。そして、迎えた4打目、クラブを振りぬいた池田だが、ボールはラフから出てこなかった。空振りをしてしまい、5オン2パットの連続ダブルボギー。16番からの上がり3ホールで5ストローク落して、リーダーズボードから消えてしまった。
ホールアウト後の池田は、ノーコメントでロッカールームに入ると、練習もせずに体のケアだけを行いゴルフ場を出た。(愛知県みよし市/本橋英治)