池田勇太、連覇に黄信号 105位と出遅れ
2011/09/08 18:48
国内男子ツアーの第14戦「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN LakeWood」が8日(木)、三重県のTOSHIN Lake Wood Golf Clubで開幕。池田勇太は4バーディ、1ボギーの「75」と崩れ、3オーバーの105位タイと苦しい初日となった。
昨季から開催された大会の初代チャンピオンが出遅れた。「VanaH杯KBCオーガスタ」以来、2試合ぶりの出場となった池田。2番(パー3)でティショットをピン左2メートルにつけながら、このバーディチャンスを逃してしまうと、その後はボギーを重ねてしまった。
4番(パー5)で第3打をグリーン奥にこぼし、2メートルを外してボギーとすると、5番ではフェアウェイバンカーからの第2打がグリーン左へ大きくオーバー。なんとかOBは免れたが、ここもボギーとし、さらに6番では第2打をグリーン手前の池に入れて痛恨の3連続。8番(パー3)ではティショットがグリーン右手前の深いラフに埋まり、4つ目のボギーを叩いた。
「2番でバーディパットが外れて、そのまま運が去ってしてしまった感じ」と肩を落とす。初日から当初の予想通りスコアの伸ばし合いが展開されたが、池田の後半はパーが並んだ。17番(パー3)で唯一のバーディを奪ったが、それで満足いくはずがない。7月の「全英オープン」から7週連続出場の後に、前週は背筋痛のため「フジサンケイクラシック」を欠場。「別に久しぶりじゃない。一週間で試合勘が崩れるようじゃ、やってられないよ」と言い訳はしないが、表情は憮然としたままだ。
まずは予選通過へ巻き返しが必要な2日目に向け「やれるだけやります」と、つぶやく。昨年は3日目に「64」を叩き出したコースで、意地を見せたい。(三重県津市/桂川洋一)