藤田寛之も後半戦へのリスタート

国内男子ツアーの第12戦「VanaH杯KBCオーガスタ」は25日（木）から4日間、福岡県の芥屋ゴルフ倶楽部で開催。前週の「関西オープンゴルフ選手権競技」を欠場した藤田寛之は、今季の海外メジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」以来の出場試合を迎える。

今季の海外メジャー全試合に出場し、国内ツアー開幕前から米国でのプレーを続けていた藤田。メジャーでは結局一度も本調子で戦うことも、決勝ラウンドに進むこともできず、悔しさばかりが残った。

前週は関東近郊で合宿を行い、その後は所属する葛城ゴルフ倶楽部で練習を積んだ。充実したトレーニングで気持ちも一新。「ここからが第2ステージみたいな感じ」と切り替える。日本と海外の往復が続いた前半戦は、モチベーションを高めながら大きなトーナメントに出場する一方で、自身の調子を取り戻す作業に追われ、その調整に苦労した。しかし後半戦は国内ツアーに専念することで「長いスパンの中で前向きにやっていけば、いつか結果がついてくると思う。そういう時間も必要」と、再び地に足をつけて戦っていく。

依然としてスイングの悩みは深く、手探りの状態が続くが「ああいう最高峰のところへ、また行くのも目標の一つ。そういうことに繋げていくプレーをしたい」と意欲。早期の今季初勝利が期待されるが、まずは優勝争いを重ねていくことをターゲットとする。