2011年 韓日プロゴルフ対抗戦 ミリオンヤードカップ

Y.E.ヤンの背中を追うキム・キョンテが大爆発

2011/07/02 19:11
キム・キョンテはアジア勢史上、ただ一人のメジャーチャンピオンの存在感を“かすませる”ほどのプレーを見せた。

日韓プロゴルフ対抗戦「ミリオンヤードカップ」は2日(土)、韓国・釜山近郊のチョンサンカントリークラブで大会2日目を実施。この日はダブルスでのフォアボール・ストロークプレーで争われ、最終組で回ったキム・キョンテY.E.ヤンの韓国ペアが「62」をマークし、日本の石川遼薗田峻輔組に4打差をつけて圧勝した。

この最終組の主役は昨季の日本ツアー賞金王であるキム・キョンテ。1番から幸先よくバーディを奪うと、その後もエンジン全開。6番から3連続バーディを決めて石川&薗田に差をつけると、後半13番からはなんと4連続バーディを奪ってみせた。

キョンテのプレーが光るあまり、地元ギャラリーからは思わず「ヤン、ファイティン(頑張れ)!」と声援が飛んだ。「今日は本当にキョンテが良くやってくれた。すごく楽だったよ」とヤン。昨年大会のリベンジを期する韓国チームが米国から呼び寄せた大会の“主役”のお株を奪う活躍だった。

近い将来、米ツアー挑戦を狙うキョンテにとっても、2009年に「全米プロ」を制したヤンとラウンドしたこの2日間は大きな収穫。「偉大な選手と回れたことで、本当に気持ちよく回れた。自分がミスしても、ヤンさんがカバーしてくれるはずと余裕を持って、思った以上のプレーができました」と笑顔を見せた。【韓国・釜山/桂川洋一】

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