矢野東がノーボギーラウンドで11位タイに浮上

茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブで行われている国内メジャー第2戦「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」3日目。3オーバーの23位から出た矢野東が2バーディ、ボギーなしの「69」をマークして通算1オーバーの11位タイに順位を上げた。

2番（パー5）で確実にバーディを先行させた矢野は、11番ではチップインバーディ。その他のホールはスコアカード通りの数字を並べ、最終18番も“寄せワン”でパーを拾った。

それでもラウンド直後は苦笑いを浮かべての「イマイチですねぇ」が第一声。「小技は練習の成果が出ているけど、いいショットが無くてチャンスも少ない」。言葉通り、この日の16個のパーのうち7つが1パット。2週前の「とおとうみ浜松オープン」から使用している中尺パターも「微妙にタッチが合わない」というが、その力に頼らざるを得ないようだ。

だが最終日を前に首位の差は5ストロークまで縮めた。「こういう我慢をするゴルフができれば、いいことがあるかな」と冷静に難関コースと向き合っていく。