大会連覇を狙う谷口徹が射程圏に
2011/05/13 19:33
兵庫県の小野東洋ゴルフ倶楽部で行われている今季の国内男子メジャー初戦「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」の2日目、イーブンパーの37位タイでスタートした昨年王者の谷口徹が「69」をマークして2アンダーの8位タイにつけた。
出だしの1番からバーディを奪ったディフェンディングチャンピオンは、バンカーから50センチにつけた5番から3連続バーディで一気に上位に浮上した。アウト、インいずれも最終ホールでボギーをたたき、破顔一笑とはいかないが「昨日は予選落ちかと思っていたことから比べれば幸せな気分。こんなもんです」とサラリと言った。
ここまでのパーオン率は初日61.1%(全体40位)、2日目50%(全体50位)ながらこの位置と、我慢を続けた2日間。「本当の作戦はグリーンをキャッチしていこう(パーオンさせてパット勝負)、なんですが・・・」と当初の攻略プランの変更を余儀なくされても、強さを見せている。通算16勝を挙げている名手も同一大会の連覇はなく、さらに今大会は地元関西での一戦とあってモチベーションも高い。
近年オフの合宿や練習ラウンドをともにするなど、普段から可愛がっている松村道央がこの日、通算4アンダーで首位タイに浮上した。2打差を追って決勝ラウンドに入る。「あいつもだいぶ腕を上げた。成長の証でしょ」と認める一方で、負ける気などさらさら無い様子。決勝ラウンドでの“師弟対決”にも注目したいところだ。