藤田寛之が1打差3位タイの好スタート
2011/05/12 20:24
兵庫県の小野東洋ゴルフ倶楽部で開幕した国内男子ツアーのメジャー初戦「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」。今季初優勝を狙う藤田寛之が後半にスコアを伸ばして「67」、4アンダーの3位タイと好スタートを切った。
中嶋常幸、石川遼とのラウンドとなった藤田のエンジンは終盤にかかった。6番から連続バーディを奪うと、最終9番では残り126ヤードの第2打をピッチングウェッジでピンそば50センチにつけてバーディフィニッシュ。首位発進したジェイ・チョイ(米国)、キム・ヒョンソン(韓国)に1打差と好位置で初日を終えた。
OBを出さないこと、そして18ホールで100個以上あるバンカーに入れないことを念頭に置いてスタートした藤田。「きょうは小野東洋のワナを避けながらラウンドできた」と納得の表情を浮かべる。同コースの特にグリーン周りのバンカーは雨が降っても仕上がりが軟らかく、入れれば“目玉”になる可能性が高い。名手は自らに課した、その2つのノルマをしっかりとクリアして好スコアにつなげた。
昨季最終戦の「日本シリーズJTカップ」で自身初の日本タイトルを獲得。“公式戦連勝”への期待もかかる。「とりあえずスタートは良かったけれど、まだまだ4分の1が終わっただけ。まず足元を見て頑張りたい」と静かに闘志を燃やした。