「全英」の次は「全米」！薗田、出場へ強い意欲

千葉県内のホテルで29日（土）、昨シーズンにツアー初勝利を挙げた薗田峻輔の激励会が行われ、後援会や関係者を含め300人以上が出席。「これだけの皆さんに参加していただいて嬉しいとともに、それだけの方々に支えられているということを改めて実感しました」と、感謝の気持に浸っていた。

今シーズンの目標を「早い段階でまず1勝を挙げること。夏前ぐらいには」と掲げる薗田。昨シーズンは6月下旬の「ミズノオープンよみうりクラシック」でツアー初勝利を挙げたが、その後は疲労の蓄積もあり、シーズン終盤には2試合連続で予選落ちも喫した。その反省もあり、今年のオフはトレーニングに重点を置くプランを明かす。「まずはトレーニング。今年1年をやりとげるため、身体を鍛えます」。

さらに薗田は、1つの想いを口にした。世界最高峰のフィールド「全米オープン」への出場だ。タイガー・ウッズが15打差をつける圧勝を遂げた2000年大会のビデオを何度も見て、タイガーへの、そして「全米オープン」への憧れを強めたという。「全英もそうだけど、僕の中では全米オープンへの想い入れが強い。一番出たい試合であり、勝ちたいと思っている試合です」。アマチュア時代、07年に日本で開催された「全米オープン」最終予選会に出場するなど、夢舞台への想いを常に胸に秘めてきた。その時には出場権を逃したが、今年も昨シーズンに優勝した資格で、最終予選会（例年5月下旬開催）に出場できる見込みだ。

昨シーズンは「全英オープン」でメジャー初出場を遂げ、次なる目標は憧れの舞台「全米オープン」。今シーズン、薗田にとってはモチベーションを高める1つの要素となりそうだ。