遼、3年連続のアジア代表に気を引き締める

2010年シーズンを終えてもテレビ収録など過密なスケジュールをこなした石川遼。大晦日には「紅白歌合戦」にも出場し、1年間を締めくくった。そして、お正月は「家族と親せきとのんびり過ごしました」という石川。のんびりの中でも、素振りとトレーニングは一日も休まずに行っていたという。

それは、この日旅立つタイで開催される「ザ・ロイヤルトロフィ」に出場するためで、石川は3年連続でアジアチームの代表メンバーに選出された。成田空港で行われた出国会見では「アジアの代表として、3年連続で選んでいただいたのは光栄ですし、大きな責任を負って出ますので、気合いも入ります。1年の最初の試合だし、良い形で終えられればと思います」。昨年は欧州選抜チームに敗れているだけに、今回はチーム戦での勝利に燃えている。

今回のタイ遠征を皮切りに国内ツアー開幕まで海外での試合が中心となる石川だが、「2月からの約2か月間は、米ツアーで戦うので、1試合でも優勝争いをするつもりで挑戦したいと思います。4月のマスターズでも優勝争いに加わるのが目標ですので、そのためにもグリーン周りのアプローチを上達させていきたい」と具体的に話す。

使用するクラブも新しいタイプのドライバーをこれから調整する予定だ。今回のタイ遠征は昨年使用したドライバーで戦うが、2月からはヘッド形状が石川の好む「洋ナシ型」で体積は従来と同等だが見た目は小ぶりになったものを使用する予定だという。