勇太、バックナインでの失速に憮然
2010/12/05 18:40
「絶対に勝つと言って勝てなかった訳だから、しかも途中まで追い上げて最後は自滅していった訳で、最悪のラウンドでした…」。「ゴルフ日本シリーズJTカップ」最終日、池田勇太は憮然とした表情で振り返った。
首位の藤田寛之を追い掛けて、4打差の3位タイでスタートした池田は、2番、3番で連続バーディを奪うと、5番、6番でもバーディ奪取。いとも簡単に首位に並んだ。9番では大きく右に曲がる3.5mのバーディパットを沈め、渾身のガッツポーズも飛び出した。
しかし、後半は一転してノーバーディ。心境その他の変化は無いという池田だが、「あの位置で後半バーディが一つも無いんじゃ話になりませんよね」と吐き捨てた。
今シーズン最多の4勝を挙げたが、納得感は「まったく無い」。5位タイに終わった最終戦は、「気持ちが空回りしたのか、自分が未熟かのどっちかです」と、自身への苛立ちを隠せなかった。